完全版ver1.12以降には他社のあるシナリオが追加されます。
他社には次のような特徴があります。
開始時点で線路・ダイヤがあり、他社沿線状況によって乗客を輸送します。
他社駅付近に駅を設置すると、乗客はその駅で乗り換えます(下図参照)。
※自社同士の駅でも乗り換えます。
線路配置によっては乗客輸送のライバルにもなりますし、
敷設コストの高い都心部の輸送を他社に任せることも出来ます。
自社と同じく、財務諸表、会社情報、ダイヤ一覧を見ることが出来ます。
他社の成長や衰退は一切ありません。
新規線路の敷設・撤去、ダイヤの追加・改変等といったことはしません。
損失があれば赤字額分補填されますし、
利益があれば何かに使われてしまいます。
尚、他社駅周辺は自社駅同様に発展します。
一部シナリオでは他社の買収合併が可能です。
買収にはそれだけの資金の他に、
当局態度(つまりあなたの会社の信頼性)が必要です。
当局態度は最低でも60点以上必要で、
態度はよくなればなるほど買収額も安くなります。
買収できたからといって、浮き立ってはいけません。
他社が抱えていた借金や赤字路線はあなたの会社が肩代わりする事になります。
また、乗客の混乱から他社線の乗客数はしばらく急減します。
共倒れとならない様、周到な計画と磐石な経営基盤が必要です。
因みに当局態度の計算式は以下の通りです。
態度 = 100 | - 今年のスト回数×10 - 去年の〃×8 … - 4年前の〃×2 |
- 今年の事故回数×50 - 去年の〃×45 … - 9年前の〃×5 | |
- (新規借入利率(%) - 5) × 5 |
他社のあるシナリオは関連のある勝利条件が追加される場合があります。
【AとBを最速で接続】
Aに乗り入れる駅とBに乗り入れる駅に移動する際、
どのような経路を通るか、で判定されます。
まず、乗り入れの対象となる駅から解説しましょう。
官公庁等からマス数で一番近い駅が勝利条件判定用の乗り入れ駅、と判定されます。
これは自社・他社問いません。自社と他社が同じマス数であれば自社が優先されます。
じゃぁ官公庁に一番近い位置に設置しなければならないのか、と言うとそういう訳ではありません。
次にどういう経路で勝利となるか、を説明しましょう。
対象となる乗り入れ駅間を移動するとき、「最速」ですから当然時間にして最短で行ける方法で探索します。
これはビジネス客と同じルートとなります。
探索が終われば、そのルートで9割以上の距離で自社線を使っていれば、勝利条件を満たす事になります。
この距離を計算するときは、徒歩で移動する分は含みません。
例えば新関西マップで大阪〜京都を接続するとき、
史実(?)通り四条あたりに駅を作っても勝利条件を満たす事ができます。
四条から三条(京都乗り入れ駅)は他社線を使いますが距離にして1割にも満たないからです。
乗換によるロスはありますが、上手く利用すれば安く線路を建設できるかもしれません。
【A社を買収】
これは簡単で、買収合併コマンドを実行すれば勝利条件を満たせます。
ただ、実行には高額な買収資金と買収後に会社が傾かないだけの経営体力が必要です。
詳細は上述の通りです。
他社線路や他社駅に重ねて駅を設置する事はできません。
線路同士を重ねる事は可能です。